Trust Wallet(トラストウォレット)とは?特徴と作成方法を解説

仮想通貨を保管できるウォレット

Trust Wallet(トラストウォレット)は、暗号通貨の簡単な購入、送信、受信、取引、および保管を可能にするために構築された非管理型の暗号通貨ウォレットである。ウォレットはシンプルで使いやすいので、暗号通貨初心者でも使いやすいデザインになっている。

Trust Wallet(トラストウォレット)は、非管理型の分散型暗号モバイルウォレットであり、Ethereum、Solana、Bitcoin、Binance Smart Chain(BSC)などの複数のブロックチェーンネットワークをサポートしており、多くの種類の暗号通貨を購入、保管、交換、獲得できるようになっているのが特徴である。ウォレットを複数持つ必要が無く、非常に便利なウォレットの一つである。

今回の記事ではTrust Wallet(トラストウォレット)に関して解説する。

トラストウォレットの要点
  • Trust walletはモバイル暗号通貨ウォレット。
  • 2017年11月にViktor Radchenko(ビクター・ラドチェンコ)によって作成。
  • 2018年にBinance Holdings Limitedによって買収。
  • 開発当初はERC20トークンだが、現在はBEP20トークン。
  • 秘密鍵をユーザーのみが取得し、匿名性が維持される
  • 約40種類のブロックチェーンと多くの暗号通貨に対応。
  • Trust Walletのトークンである「Trust wallet token(TWT)」がある。
  • ウォレットの種類はホットウォレット。
  • 12語のリカバリーフレーズを組み込むことで、バックアップが可能。
  • 無料でダウンロードしてアクセス可能。
  • ピンコードスキャンや指紋スキャンでセキュリティ対策を利用できる。
  • 暗号通貨をステーキングして報酬を得ることができる。
  • Opensea(オープンシー)などのマーケットプレイスでNFTの購入、保管、販売が可能。
  • Metamask(メタマスク)やMyEtherWallet(マイイーサウォレット)などインポート可能。
目次

トラストウォレットとは?

Trust wallet(トラストウォレット)は2017年Viktor Radchenkoにより開発されたウォレットであり、多数のブロックチェーンネットワークと暗号通貨をサポートしているウォレットである。一つのウォレットで主要な暗号通貨全てを管理する事ができるウォレットとして人気が高まり、2018年には世界最大の取引所Binanceにより買収された。

またTrust walletは分散型であり、ユーザーが秘密鍵を保有しKYCを必要とせず誰でも無料で利用する事ができる。使いやすいインターフェイスを提供し、モバイルアプリによりプライバシーとセキュリティも高いのが特徴となっている。

2017年Viktor Radchenkoにより開発

Trust Wallet(トラストウォレット)は、2017年11月にViktor Radchenko(ビクター・ラドチェンコ)によって作成され、2018年にBinance Holdings Limitedによって買収されたモバイル暗号通貨ウォレットである。ビクター・ラドチェンコは母国であるウクライナでのインフレの上昇が、暗号通貨に興味を持ち始め、ウォレットアプリを作成した。

Trust Walletは、米国を拠点とするウクライナのソフトウェア開発者であるViktorRadchenkoによって設立された。

Viktor Radchenko(ビクター・ラドチェンコ)が暗号通貨に興味を持つようになった主な理由はインフレであった。暗号通貨への共感が高まるにつれ、彼は一般市民が暗号通貨にアクセスできるようにしたいと考えた。暗号通貨コミュニティでしばらく過ごした後、ビクターはガバナンスのアイデアと、暗号通貨が政府ではなく個人に力を与える方法について学んだ。

ビクターはトラック運転手が駐車場やその他の設備を見つけるのを支援するモバイルアプリケーションの開発と立ち上げに成功した後、ビクターはICOを通じて取得したERC20トークンを保持できるウォレットを設計に取り掛かった。

2017年11月にTrust Walletプロジェクトを開始し、すぐに標準のERC20トークンを使用したその機能が、ウォレット暗号ポートフォリオを試すことで世界中の何千人ものユーザーを引き付けた

プロジェクトは、多くの暗号通貨をサポートする事で使いやすいウォレットアプリ提供する事であった。さらにウォレットアプリから銀行口座やクレジットカードなどの便利な手段でデジタル資産を購入できるようにすることで、より多くの購入を促すことができる。さらに銀行レベルのセキュリティをユーザーに提供することができるTrust Walletのアプリの開発に成功した。

2018年 Binanceにより買収

Trust walletはすべての人がアクセスできる簡単なユーザーインターフェイスを設計することで、アプリはユーザーフレンドリーとなり、Trust Walletの人気が高まり、2018年に親会社であるSix Days LLCと共に大手暗号資産取引所であるBinance(バイナンス)が買収した事により注目を集めた。

分散型モバイル暗号ウォレット

Trust Wallet(トラストウォレット)のプラットフォームは分散化されているため、ユーザーはさまざまなフォームに記入する必要がなく利用する事ができる。分散化とは、ウォレットのセキュリティを処理するための秘密鍵をユーザーのみが取得することを意味し、これによりユーザーの匿名性が維持される。またTrust Walletアプリでアカウントを設定する際に、Trust WalletはユーザーにKYCコンプライアンスを必要としない。

分散型システムを使用すると、アカウントの凍結やアカウントの制限も無い。Trust Walletを使用すると、ユーザーはウォレットのキーをTrust Walletサーバーに保存するのではなく、自分のパソコンに保存できる。これにより、ユーザーは秘密鍵を安全に保管する責任を負うことになる。

多くのブロックチェーンと暗号通貨に対応

Trust Walletは、オープンソースの分散型モバイル暗号ウォレットであり、新規ユーザーや投資家にとって、このウォレットは約40のブロックチェーンと多くの暗号通貨をサポートし、トレーダーが暗号通貨から利息を得ることができる最高の暗号ウォレットの1つである。このウォレットは当初、ERC20およびERC223トークンのみを保持するように設計されていたが、現在はビットコインなどの他の主要な暗号通貨を保持する事ができるように設計されている。

Trust walletで保管できる暗号資産としては現在時価総額20以内にある暗号資産であれば全てを保管する事ができるようになっている。またUSDTやUSDCのステーブルコインの様に複数ネットワークに対応しているアルトコインの場合には、それぞれのネットワークが対応しており保管する事が可能となっている。

トラストウォレットトークン(TWT)

Trust Walletのトークンである「Trust wallet token(TWT)」にはそれらを使用して取引するユーザーに対するインセンティブと割引がある。現在(2023年1月)では、TWTの価値は1.59ドルであり、時価総額は資本金は6億6千万ドルとなっている。

(最新の価格と時価総額のランキングは下記のウィジェットを参照)

最新のTWTの日足チャートとしては、以下の様になっている。

またトラストウォレットトークン(TWT)は当初イーサリアムのトークン規格ERC-20で構築されたが、現在ではバイナンススマートチェーンのトークン規格BEP-20のユーティリティトークンにより構築されている。

ホットウォレット

暗号資産を保管するウォレットには大きくインターネットに接続しているウォレットである「ホットウォレット」とインターネットに接続されていない「コールドウォレット」の2種類がある。

Trust Walletはホットウォレットであり、インターネットに接続されている限り、常にオンラインになっている。コールドウォレットはインターネットに接続されていない特徴により、ハッキングを行うことは不可能である。一方でホットウォレットの場合には、インターネットに接続されている為ハッキングをされる可能性は0%にはならない。

ただしTrust Walletの場合には他のホットウォレットに比べて、モバイルアプリのみの提供となっておりピンコードを必要とすることで容易にハッキングすることは出来ない仕組みとなっている。詳細は下記にて解説する。

簡単なバックアップ

Trust Walletは、ユーザーがモバイルデバイスでウォレットをセットアップするときに12語の復元フレーズを組み込むことで、ほとんどのウォレットが直面するバックアップの問題に対処する。ユーザーは、これらのフレーズを書き留めて安全な場所に保管する必要がある。これにより、スマホを無くしたりするなどの問題が発生した場合にウォレットへのアクセスを取得および回復するために使用する事ができる。

無料で使える

TrustWalletは分散型プラットフォームであり、ほぼすべての国で世界中で利用でき、ユーザーはGooglePlayストアまたはAppleStoreからアプリを無料でダウンロードしてアクセスできる。コードは各プラットフォームのネイティブ言語で記述されているため、Androidデバイスとも互換性がある。iOSSwiftとAndroidのJava。アプリケーションは、iOS10.0バージョン以降およびAndroid5.0以降で実行される。

Trust Walletは基本的には無料で使用できる。ただし、Binance取引所や他のサードパーティ販売者からの統合購入など、一部のオプション機能には料金がかかる場合がある。また暗号通貨またはNFTを他の宛先に送信する場合、ネットワークの混雑度によって異なるネットワーク料金が発生する。これは使用するウォレットに関係なく、どのウォレットを使用したとしても発生する取引手数料である。

使いやすいインターフェイス

Trust Walletのユーザーインターフェイスはシンプルで分かりやすく、モバイルデバイスに簡単にダウンロードしてインストールできる。これにより、プラットフォームはこれまでに500万人以上のアクティブユーザーを獲得し、世界有数の暗号通貨取引所の1つであるバイナンスとのパートナーシップ契約を結ぶことができた。

プライバシーとセキュリティ

Trust Walletが分散型ウォレットであるという事実は、すでにある程度のセキュリティを提供している。誰も集中管理していないため、資金を盗むことはできない。ウォレットには、デバイスを紛失したときにいつでもウォレットを回復するために使用できる12語の回復フレーズもありユーザーにより秘密鍵を管理している。

Trust Walletでは、ピンコードスキャンや指紋スキャンなどのスマートフォンにあるセキュリティ対策を利用できる。さらにセキュリティ機能で、通知を受け取ることなく、誰もあなたのウォレットにアクセスしたり、復元フレーズとパスコードを使用して別のウォレットをセットアップしたりできないようにセキュリティを強化している。これらの措置は、ユーザーがウォレットにあるアプリの機能をカスタマイズすることにより、ユーザーが手動で有効にすることができる。

トラストウォレットは、資産への秘密鍵がユーザーのみが保持するため、一般的な交換ウォレットよりもセキュリティがはるかに優れている。さらに、ウォレットにはプラットフォーム上に分散型取引所が組み込まれている。これにより、ウォレットエコシステム全体の信頼性が向上している。

Trust Wallet は、デスクトップ、モバイル、およびブラウザベースのアプリケーションを提供している。ただし、新しいデバイスでウォレットを設定するときは、最初にウォレットを作成したときに取得したセキュリティ/回復フレーズを入力する必要があり、容易にウォレットを複製することは出来ない様になっている。

Trust Walletは、ソフトウェアウォレットであるため、ハードウェアウォレットほど強力なセキュリティ対策を保証することはできないが、大手セキュリティ会社Statefulを通じて定期的な監査を実施することでクライアントの資金が安全であることを確認している。

トラストウォレットでできること

Trust walletではただ暗号通貨を保存するだけではなく、暗号通貨を購入し、ステーキングにより暗号通貨を増やす事ができたり、NFTを補完することも可能である。さらにMetamask(メタマスク)やMyEtherWallet(マイイーサウォレット)をインポートして利用することもできる。

ステーキングができる

ウォレットは、多くの分散型アプリ(DApps)と統合されたweb3ブラウザーである。したがって、いくつかのステーキングやその他のDeFiの機能にアクセスする事もできる。

ほとんどの暗号通貨ウォレットの使用とは別に、Trust Walletでは暗号通貨をステーキングして報酬を得ることができる。Trust Walletは、ビットコイン、イーサリアム、バイナンスコイン、ライトコイン、XRPなど、膨大な数の暗号通貨をサポートしている。これは、ほとんどの暗号ウォレットがサポートできる数をはるかに超えている。

Trust Walletを使用して、BNB、COSMOS、Tezosを含む12の暗号通貨をステークし、モバイルアプリ内で報酬を獲得することもできるのが特徴である。

NFTを保管できる

ウォレットを際立たせる1つに、NFTを売買できることがある。

Trust Walletを使用してBinance Smartchainネットワークで作成された、NFT(非代替性トークン)を保存してアクセスでき、Metamaskを利用するなどしてOpensea(オープンシー)などのマーケットプレイスでNFTの購入、保管、販売が可能となっている。

ウォレットは厳密にモバイルベースであるため、モバイルデバイスでNFTを簡単に取引できる。分散化されているため、担当者はなく、すべてのユーザーは独立しており、自分の安全に責任を負うことができる。

暗号通貨を購入

ウォレットにはWeb3ブラウザーが組み込まれており、ユーザーはKyberネットワーク上で動作するネイティブDEX(分散型取引所)を通じて暗号通貨を購入できる。また、ユーザーは、Trust Walletアプリを介して、イーサリアムプラットフォーム上に構築されたさまざまなDApps(分散型アプリケーション)に直接アクセスできる。

またMercuryo、MoonPay、Ramp Network、Simplex、Transak、Wyreなど、さまざまなサードパーティプラットフォームから暗号通貨を購入できる。

MetamaskやMEWをインポート

Trust Walletの主要な独自機能の1つは、Metamask(メタマスク)やMyEtherWallet(マイイーサウォレット)などの他のウォレットに暗号通貨がある場合は、シークレットリカバリーフレーズを使用して簡単にTrust Walletに転送できる。キーストアファイル、秘密鍵、さらには公開鍵を使用してウォレットを移行することもできる。

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主にEthereum ERC20トークンをサポートするMetamaskやMyEtherWalletなどのウォレットとは異なり、さまざまなブロックチェーンからの多数の暗号通貨をサポートすることが出来、TrustWalletに集約し管理する事ができる。

Trust Walletの作成方法

前述のように、Trust Wallet は誰でも使えるように設計されたシンプルなウォレットなので、セットアップは簡単なプロセスである。 ただし、まず、モバイル デバイスにダウンロードしてインストールする必要がある。

Trust Wallet(トラストウォレット)は下記の方法で簡単にダウンロードして、ウォレットを作成する事ができる。

ダウンロード

Trust Walletの公式サイトにアクセスして、お使いのスマートフォンのOSを選択してダウンロードページに移動する事ができる。

仮想通貨ウォレットのTrust Wallet(トラストウォレット)

ウォレットを作成

Trust WalletはiPhoneの場合には、App storeにて「trust wallet」のように検索する事でサイトに移動しなくても、ダウンロードとインストールをする事ができる。

アプリを起動し、「新しいウォレットを作成する」をクリックすると、ウォレット作成に進む事ができる。

次に、「ウォレットをバックアップしてください」と表示される。下記のチェックをして「続ける」をクリックする事で次に進む。

バックアップを保存し検証

「あなたのリカバリーフレーズ」として、リカバリーフレーズとして12個の英単語が表示される。これを正しい順序で書き留め、安全な場所に保管してから、「続行」をクリックする。

このフレーズは秘密鍵であり、第三者に知られてはいけないものである。またこの12個のフレーズさえあればウォレットをメタマスクで使用したり、リカバリー(復元)する事ができる。モバイルデバイスに何か問題が発生した場合にウォレットを復元する唯一の方法である。Trust walletは分散型であるため、Trust Walletに連絡してウォレットを復元することはできない。

次に「リカバリーフレーズの検証」として、さきほどメモしたリカバリーフレーズを選択して順番に並べる。並べ終わった後には、「続ける」をクリックする。

以上でTrust walletを作成する事ができる。

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この記事を書いた人

CryptoCurrency.newsの管理人。投資で毎日遊んで損しまくってます。

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