初心者でも分かる暗号資産の英語と日本語の用語一覧

仮想通貨の英語と日本語のアイキャッチ画像

暗号資産の業界では難しい英語の用語が多くある。今回の記事では基本となる英語と日本に関して解説する。

こんな方におすすめ
  • 暗号資産って何?という方
  • 海外の情報を調べていてわからない単語の多い方
目次

超基本の用語

まずは超基本となる用語について以下に紹介する。

Crypto Currency(クリプトカレンシー)

項目内容
英語Crypto Currency
英語 読み方クリプト・カレンシー
日本語暗号通貨

Crypto Currencyは「暗号通貨」のことである。Cryptoは暗号、Currencyは通貨を意味している。

ビットコイン誕生当初は「Crypto Currency Bitcoin」という名称で呼ばれていた事から、イーサリアムなどが誕生してきた後も総称して「Crypto Currency」と言われている。なおなぜか日本では「仮想通貨」と言われているが、海外では「Virtual Coin」「Virtual Currency」という様な呼び方をすることは無い。

Crypto Asset(クリプト・アセット)

項目内容
英語Crypto Asset
英語 読み方クリプト アセット
日本語暗号資産

Crypto Currency(暗号通貨)と同義語であるのが、Crypto Asset(暗号資産)である。

こちらは2018年のサミット開催時に各国の首相が「Crypto Asset(暗号資産)」という呼び方をしているのを受けて、現在日本では「暗号資産(Crypto Asset)」という表現が使われる事が多くなった。

金融庁などのホームページにおいては以前までは「仮想通貨」と表現していたものが「暗号資産」という表現で統一されている。

NFT(エヌエフティ)

項目内容
英語Non-Fungible Token
英語(略語)NFT
英語(略語)読み方エヌエフティ
日本語非代替性トークン

NFT(Non-Fungible Token)は通称「エヌエフティ」と言われている。あえて日本語でいうと、「非代替性トークン」と表現するが、通常使わない用語であり、NFTが最もよく使われる表現である。

NFTとは言葉の通りで、「代替する事が出来ないトークン」という意味であり、所有権を示す事ができるデジタルデータのことを言う。例えば、アート画像を今までは簡単に複製可能であり、それが誰の所有物かを証明することができなかった、また過去に誰が持っていたかもわからなかった。

それがブロックチェーン上に所有権を記録していくことにより、過去に誰が持っていて、今誰が持っているというような所有権を証明することが可能となった。これはあらゆる分野に活用される様になり、ゲームのアイテムやSNSのアイコンなどに活用されており、ただのコレクションにとどまらず資産として価値のあるもとなるようになっているのが特徴だ。

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Marketplace(マーケットプレイス)

項目内容
英語Marketplace
英語(略語)
英語(略語)読み方マーケットプレイス
日本語市場(いちば)

暗号資産の業界でしばしば使われるマーケットプレイスというワード、なかなか馴染みの無い言葉だが、市場(いちば)という意味である。辞書によると「市場とは、商品やサービスなどを売買するために他の企業と競争する活動」という定義になっている。

マーケットプレイスは、さまざまな方法で買い手と売り手の両方を容易にするオンラインストアまたはプラットフォームである。オンラインマーケットプレイスは、売り手が買い手に出会い、製品やサービスを提供するeコマースのWebサイトやモバイルアプリのようなものである。

Platform(プラットフォーム)

項目内容
英語Platform
英語 読み方プラットフォーム

暗号資産の業界で使われる用語に「プラットフォーム」がある。わかりそうでわからない方も多いかと思う。

暗号資産の業界におけるプラットフォームとはブロックチェーンのサービスやシステムだったり、運営に必要な「共通の基盤となる標準環境」のことである。

なおわかりやすい例としてパソコンのソフトの場合には、ソフトウェアに対してのプラットフォームはOSを意味している。

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Ecosystem(エコシステム)

項目内容
英語Ecosystem
英語 読み方エコシステム
日本語生態系

エコシステムは元々は生物学で用いられていた言葉であり、ある領域に中でで生物体系を維持する関係性のことをエコシステム(生態系)と表していた。これがIT業界でも使用されており、さまざまなサービスが複雑に関係しているプラットフォームをエコシステムと言う。

わかりやすい例だと、バイナンスがまさにエコシステムである。トレードプラットフォームやNFTプラットフォームなどさまざまなサービスが複雑に関連してバイナンスというサービスを提供している。

ブロックチェーン関連の用語

暗号資産への投資をする上で基本となるブロックチェーンの用語として以下のものがある。

Proof of Work(プルーフオブワーク)

項目内容
英語Proof of Work
英語 読み方プルーフオブワーク
英語 略語PoW

プルーフオブワーク(PoW)は、暗号通貨とブロックチェーンテクノロジーの中心的な技術である。ビットコイン(BTC)を代表するプロトコルであり、以前のイーサリアムなど多くの暗号通貨で採用されており、プルーフオブワーク(PoW)は、ブロックチェーンに関係するあらゆるものの基本概念である

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ProofofWork(PoW)は、第三者に依存することなくデジタルトランザクションを安全にするために設計されたプロトコルである。基本的に、PoWではコミュニティのメンバーが難しいパズルを解く必要がある。この作業は、以前のパズルソリューションに基づいている。

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その結果、PoWは現在および過去のトランザクションを検証する方法となっており、パズルを解く作業は、解いた人に報酬をもたらす仕組みとなっている。暗号通貨の世界では、基本的にそれが「マイニング」である。

Proof of Work(PoW)の背後にある概念は、CynthiaDworkとMoniNaorによって最初に考案された。彼らは1993年に発行された「Pricingvia Processing or Combatting Junk Mail」という論文でこの考えを説明した。

1999年、MarkusJakobssonとAriJuelsはアイデアをさらに拡張し、「Proofs of Work and Bread Pudding Protocols」という論文を発表した。この論文にProof of Work(PoW)という用語が造られた。

2008年、サトシ・ナカモトによるビットコインのホワイトペーパー「ビットコイン:ピアツーピア電子キャッシュシステム」が発表された。ここでサトシナカモトは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)を暗号通貨に適用する方法を提示したことにより、PoWは暗号通貨とブロックチェーン技術の重要な要素となった。

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プルーフオブワーク(PoW)を使用することには、多くの重要なメリットとデメリットがある。

メリットとしては以下のものがある。

  • マイニング作業を行うのは非常に難しい為、PoWは51%攻撃のリスクを軽減する。
  • すべてのトランザクションの信頼性を簡単に確認できる。
  • 単独の第三者の取引者に依存しない為、トラストレスで透過的なネットワークが構築される。
  • PoWは、生成できる新しいデータブロックの数にも制限を設定する。(例:マイナーはBTCのブロックを10分ごとにしか作成できない)

デメリットは以下のものがある。

  • PoWは高価で、多くのエネルギーを消費する。新しいブロックを作成するには多くのエネルギーが必要。
  • PoWはプルーフオブステーク(PoS)のより高価で時代遅れのバージョンと見なす人もいる。

Proof Of Stake(プルーフオブステーク)

項目内容
英語Proof Of Stake
英語 読み方プルーフオブステーク
英語 略語PoS

プルーフオブステーク(PoS)はプルーフオブワーク(PoW)のように、マイニングマシンや過剰な電力を必要としていない。

現在のイーサリアムをはじめ多くの暗号資産で採用されているプロトコルである。プルーフオブステークはより速く、エネルギー消費を回避し、特別なコンピューティング機器を必要としに。これらの理由から、暗号通貨とアルトコインの新しい波の検証プロトコルとなっている。

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プルーフオブステークプロトコルを使用する他のプロトコルには、Ethereum、Tezos、Cardano、Solana、Algorandなどが多くのものがある。ユーザーは、より迅速な処理リターンと、低コストによって可能になったスケーラビリティからPoSを選択するようになってきている。

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Smart Contract(スマートコントラクト)

項目内容
英語Smart Contract
英語 読み方スマートコントラクト

スマートコントラクトは、透明性のある方法で金銭、財産、株式、または価値のあるものを交換できるようにする自己実行型のデジタル契約である。

スマートコントラクトは、注文の条件が満たされているかどうかを判断するすべての作業を行う。スマートコントラクトは、従来のコントラクトと同じ方法で契約に関するルールと罰則を定義し、それらの義務を自動的に施行する事ができる。

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Stablecoin(ステーブルコイン)

項目内容
英語Stablecoin
英語 読み方ステーブルコイン

ステーブルコインは、法定通貨やゴールドなどの貴金属などの商品と同じ価値を持つように固定されたされたデジタル通貨である。ステーブルコインの主な種類には、法定通貨、暗号通貨、コモディティに裏付けられたさまざまなステーブルコインの種類がある。

暗号通貨は大きなボラティリティの影響を受けやすく、数秒で価値が変わる可能性がある。ステーブルコインは米ドルなどのより安定した資産に固定されているため、ビットコインやその他の暗号通貨でよく見られる価格変動を管理するために作成されたものである。

最も有名なステーブルコインに、USDTがあるがこれは1.0USドルに対して1.0USDTとなるように資産を裏付けされている。

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Pegg (ペッグ)

項目内容
英語pegg
英語 読み方ペッグ

ステーブルコインを語る上で必ず出てくる用語に「ペッグ」がある。意味は「固定」という意味である。

ステーブルコインは、ほとんどの暗号通貨が経験する固有の価格変動を取り除くために、法定通貨(通常は米ドル)などに固定されている暗号通貨の一種であるが、例えばステーブルコインUSDCは米ドルに1:1でペッグされている。

Binance(バイナンスチェーン)

項目内容
英語Binance chain
英語 読み方バイナンスチェーン
英語 略語BC

バイナンスチェーンは、人気の暗号通貨取引所バイナンスによって開発されたブロックチェーンプラットフォームで ある。多くの新しいブロックチェーンとは異なり、バイナンスチェーンはDAppプラットフォームではなく、スマートコントラクトをサポートしていないが、代わりに、トークンを発行して高速に取引するための効率的なプラットフォームになることに専念して開発された。

Binance Smart Chain(バイナンススマートチェーン)

項目内容
英語Binance Smart Chain
英語 読み方バイナンススマートチェーン
英語 略語BSC

Binance Smart Chain(バイナンススマートチェーン)は、Binance Chain(バイナンスチェーン)と並行して実行される暗号取引プラットフォームBinanceのブロックチェーンシステムである。デュアルチェーンアーキテクチャにより、BSCは、ユーザーが1つのブロックチェーンで分散型アプリとデジタル資産を構築し、高速取引を利用してもう一方のブロックチェーンで交換できるようになっている。

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BSCシステムは、スマートコントラクトや他のブロックチェーン間の資産交換などの他の機能のサポートを可能にするデュアルチェーンシステムとして機能する。ビルドオフではなく、バイナンスチェーンの補完的なネットワークとして機能し、プログラム可能性を提供する。また、スマートプログラムの実行を可能にするEthereumブロックチェーンの重要な要素であるEthereum Virtual Machine(EVM)とも互換性がある。

BSCは、Proof-of-StakeAuthority(PoSA)アルゴリズムを使用する。このアルゴリズムでは、すべての参加者がBNBコインをステーキングすることでバリデーターになることができる。さらに、他のエコシステムとは異なり、BSCは新たに新しいBNBを作成するのではなく、BNBコインがバーンされるため、時間の経過とともに供給が減少する。

BSCは、さまざまな機能とツールを備えた、活用された相互運用性エコシステムを提供している。ユーザーは、BinanceChainのBEP-2およびBEP-8トークンを、Binance DEXまたはTrust Wallet(トラストウォレット)を介してBEP-20トークンに交換できる。

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バイナンスチェーンとバイナンススマートチェーンの違いは、スマートコントラクトとイーサリアム製品との相互運用性を可能にすることである。さらに、ステーキングBNBメカニズムを提供している。BSCはBCと並行するブロックチェーンであるが、両方のネットワークがクロスチェーンシステムとして動作できるようになっている。

ERC-20

項目内容
英語ERC-20
英語 Ethereum Request for Comments 20

ERC-20は「Ethereum Request for Comments 20」であるが、通常ERC-20と表記される。

イーサリアムブロックチェーンのトークン規格である。

重要なEthereumベースのトークンの1つはERC20がある。これはトークン形式であるだけでなく、デジタルトークンの一連の標準も表している。ほとんどの場合、このトークンはスマートコントラクトの実装用であり、すべてのEthereumベースのプラットフォームが従う必要がある一連のルールをカバーする必要がある。

イーサはイーサリアムプラットフォームのネイティブ通貨だが、ERC-20は特定のトークンタイプの標準のこと意味している。したがって、他の人はこの標準を使用してより多くのERC20トークンを作成でき、それらはすべて異なるトークン名を持つことになる。

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さらに、ERC20トークンを使用するには、プラットフォームにEthereumベースが必要である。したがって、このトークンはEthereumでしか発行できないため、別のプラットフォームでは使用する事ができない。

また、このトークン標準はFungibleトークン専用となっており、NFT標準は適応されない。したがって、ERC20トークン1ユニットを別のERC20トークンと交換する事ができる。

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NFT関連の用語

NFT関連の用語について解説する。

Mint(ミント)

項目内容
英語Mint
英語 読み方ミント

Mint(ミント)とはイーサリアムなどのブロックチェーン上でスマートコントラクの機能を利用して新しくNFTを発行することを言う。簡単にいうと、データをNFT化することをMint(ミント)と言う。

NFTの作成は、ブロックチェーン上でNFTを公開するプロセスである。

Mintを行う方法はいくつかあるが、事前にどのマーケットプレイスで販売するか、どのブロックチェーンを使用するかを決める事が非常に重要とされる。

さまざまなNFTマーケットプレイスが多数あり、一部のマーケットプレイスには、コンテンツ作成者を認証するプロセスがある。これにより、基本的に正規の販売者としての地位が確立される。承認を得たい場合は、いくつかのフープを飛び越える準備をしなければいけない。

また、どのブロックチェーンで作成するかを検討することも重要である。ブロックチェーン上で行われるすべてのトランザクションに対してガス料金を支払う。イーサリアム(ETH)のガス料金は他のチェーンよりも高価だが、イーサリアムはNFT販売で最も人気のあるブロックチェーンでもある。一部のNFTプラットフォームでは、Polygon(MATIC)、Solana(SOL)、Avalanche(AVAX)などの他のチェーンで作成できる。

Free mint(フリーミント)

項目内容
英語Free Mint
英語 読み方フリーミント

プロジェクトがタダでNFTを配る際に行うものである。メタマスクなどのウォレットを接続させてNFTを無料で発行してもらうことを言う。ユーザーはガス代だけを支払うことにより、NFTを無料でゲットできる仕組みだ。

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しかしフリーミントはウォレットを接続する手段を取るために、悪用されてウォレットの中にあるイーサリアムなどの資産やNFTを抜き取られる危険があり注意が必要である。初心者の方はフリーミントは難しいうえに危険が伴うために、お勧めしない。

AirDrop(エアドロップ)

項目内容
英語Airdrop
英語 読み方エアドロップ
日本語空中投下
類義語Giveaway(ギブアウェイ)

プレゼントを意味している用語の中で最も使用されているのがAirdropである。エアドロップとは空中投下のことを意味しており、空軍が飛行機やヘリコプターで資材を落とし味方軍に受け渡すことをエアドロップと使われていた。暗号資産の業界でも同じ様にユーザーに受け渡すことをエアドロップと呼んでいる。

似た言葉でGiveaway(ギブアウェイ)があるが、こちらも同じ様にユーザーに無料で受け渡すことを意味している。

Giveaway(ギブアウェイ)

項目内容
英語Giveaway
英語 読み方ギブアウェイ
日本語与える

Giveaway(ギブアウェイ)は直訳すると「与える」という意味である。その言葉の通りで暗号資産を無料であげることを意味している。以前はAirdropという言葉が主流だったが、現在ではGiveawayが使われる事が多い。

NFTをプレゼントする際には、「NFT Giveaway」という様な用語を使用する。

Gas Fee(ガス・フィー)

項目内容
英語Gas Fee
英語 読み方ガス・フィー
日本語ガス代
類義語Gas Price(ガスプライス)

主にはイーサリアムのブロックチェーンを実行する際に発生する手数料のことをトランザクション手数料という。そのトランザクション手数料はガスプライスとガスリミットの掛け算であり、ガスプライスは変動する。

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このガスプライスを日本では主にガス代と呼んでいる。

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Opensea(オープンシー)

項目内容
英語Opensea
英語 読み方オープン・シー

Opensea(オープンシー)は世界で最も使われているNFTマーケットプレイスの名称である。

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Openseaは、Ethereumブロックチェーン上に構築された史上初の分散型NFTマーケットプレイスであり、現在最大のマーケットプレイスとなっている。これを使用して、NFTを売買したり、独自のNFTコレクションを作成したりできる。OpenSeaは実際には操作が簡単なプラットフォームであり、誰でも使用できる。

マーケットプレイスは当初、イーサリアムブロックチェーンで最初の分散型アプリケーション(DApps)の1つであるCryptoKittiesのマーケットとして使用されました。現在では、アート、ドメイン名、ゲームアイテム、音楽などのNFTのマーケットプレイスに成長している。

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Openseaプラットフォームは何度かハッキングされており、その間に数千ドル相当のNFTが盗まれたこともある。それにもかかわらず、NFTの発行と取引の最も信頼できるプラットフォームであり続けている。

イーサリアムブロックチェーンに基づいているため、OpenSeaとやり取りして使用するには、イーサリアムウォレットが必要である。サポートされているウォレットには、MetaMask、Coinbase、TrustWallet、MyEtherWalletなどがある。

また、Polygon(MATIC)やKlaytn(KLAY)などの複数のブロックチェーンもサポートしているため、主要なブロックチェーンであるEthereum以外にも、さまざまなオプションを使用できる。さらにステーブルコインを含む200以上の支払いオプションがある。

Yuga Labs

項目内容
英語Yuga Labs
英語 読み方ユガ・ラボ
サイトURLhttps://www.yuga.com/
NFTコレクションBAYC
MAYC
BAKC
暗号資産ApeCoin(APE)
メタバースOtherside

Yuga Labs(ユガ・ラボ)は下記で説明するBAYC/MAYC/BAKCのコレクションを開発した企業である。現在ではNFTの他に暗号資産「Apecoin(エイプコイン)」とメタバース空間の「Otherside(アザーサイド)」も開発している。

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Yuga Labsは2021年2月に設立され、米国デレウェア州に法人化された。Yuga Labsはこれまでに世界最大かつ最も収益性の高いNFTプロジェクトであるBored Ape Yacht Club(BAYC)を作成したことで最もよく知られている。

BAYCは、10,000のユニークなBoredApeNFTのコレクションである。2021年4月23日、Yuga LabsはBAYCミントをローンチし、5月1日に最終販売が設定されました。最初の下限価格は0.08ETH(約240ドル)に設定されたが、わずか数か月後にはフロア価格は40ETHを突破した。

さらにBAYCは始まりに過ぎず、2021年6月18日、Yuga Labsは、BAYCの所有者向けに、Bored Ape Kennel Club(BAKC)と呼ばれるスピンオフコレクションを立ち上げた。その後、2021年8月28日にMutant Ape Yacht Club(MAYC)を立ち上げた。両方のコレクションのNFTは、流通市場ですぐに数万ドルで販売され始め、世界中の有名人が購入し始めた。

2022年3月にはYugaLabsは、コミュニティで最も価値のある2つのNFTプロジェクトであるCryptoPunksとMeebitsを買収し、Othersideとして知られる新しいメタバースプロジェクトを立ち上げると発表した。

BAYC

項目内容
英語Bored Ape Yacht Club
英語(略語)BAYC
英語(略語)読み方ビーエーワイシー
開発企業Yuga Labs
アイコンにしていた有名人Justin Bieber
Paris Hilton
Madonna
Jimmy Fallon
Kevin Hart
Eminem
Snoop Dogg
関口メンディー(Generations)
松浦勝人(AVEX社長)

Yuga Labsに開発された海外の人気NFTのコレクションでBored Ape Yacht ClubをBAYCと呼ぶ。現在世界で最も成功しているNFTとも言える。

BAYCは、類人猿アバターの10,000強のNFTコレクションである。サイボーグ、虹色の毛皮を着ている人、目からレーザー光線を発射するなどのさまざまな特徴を持っている。

4月末にBoredApeYachtClubが立ち上げられてから数日後、10,000匹の類人猿すべてが売り切れ、総額2,430万ドル、類人猿1匹あたり約200ドルにななった。

バージニア州アレクサンドリアに本社を置くYugaLabsは、有名な猿の惑星の三部作である「Apes together strong(猿の惑星:創世記)」からインスピレーションを得て、BAYCを制作に至ったそうだ。

MAYC

項目内容
英語Mutant Ape Yacht Club
英語(略語)MAYC
英語(略語)読み方エムエーワイシー
開発企業Yuga Labs

ミュータントエイプヨットクラブ(MAYC)は、最大20,000匹のミュータントエイプのNFTコレクションとなっている。これらは、BAYCとそのコンパニオンコレクションであるBAKCに続いて、BAYCクリエイターYuga Labsが立ち上げた3番目のNFTコレクションである。

ミュータントエイプヨットクラブ(MAYC)は上記のBAYCが大ヒットした後に、Mutant(突然変異)をテーマにした猿人(エイプ)のNFTを発売された。同様に人気のNFTとなり簡単には購入することが出来ない。

ミュータントは3作目であるが、実はBAYCの最初のロードマップ1.0に既にあり計画されていた。実際、BAYCメンバーシップの2番目の層として機能している。

Yuga LablsはMAYCのローンチについて「MAYCは、類人猿の所有者にまったく新しいNFTを提供すると同時に、新規参入者がメンバーシップの下位層でBAYCエコシステムに参加できるようにする方法である。」と位置付けている。

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BAKC(Bored Ape Kennel Club)

項目内容
英語Bored Ape Kennel Club
英語(略語)BAKC
英語(略語)読み方ビーエーケーシー
開発企業Yuga Labs

BAYCとMAYCのコレクションはApe(猿人)であるのに、対してBAKCは「猿人のペットの犬」をテーマとしている。

なおKennelは「犬小屋」という意味である。

Bored Ape Kennel Club(BAKC)は、BAYCのすべてのメンバーが利用できる犬のNFTのコレクションである。所有するBAYCのNFTごとに、所有者はランダムなBAYCのNFTをガス料金のみを支払うだけで無料で配布された。これらはBAYCのように、10,000体あり、さまざまな属性と希少性がある。

CRYPTO PUNKS(クリプト・パンクス)

項目内容
英語Crypto Punks
通称Punks
英語(略語)読み方クリプトパンクス
開発企業Larva Labs

Crypto Punksは世界にNFTムーブメントを巻き起こした世界一有名なNFTの一つと言える。あのBAYCもCRYPTO PUNKSの大ヒットにインスパイアされ制作されたほどだ。

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NFTはジェネレーティブNFTという制作方法で作られた。現在ではジェネレーティブNFTは無数にあるが、CRYPTO PUNKS製作時にはこの手法で作られたNFTは無かったのだ。

Floor price(フロア・プライス)

項目内容
英語Floor prices
英語 読み方フロア・プライス
日本語最低落札価格

フロア・プライスとはオークションにおける最低落札金額の事を言う。フロア・プライス以上の金額で入札しないとオークションに参加出来ない事を意味している。

最低価格は、多くの場合、NFTコレクションの人気と、時間の経過に伴うその知覚価値を理解するための良い出発点となっている。最低価格が高いコレクションはより人気がある可能性があり、最低価格の下落はそのプロジェクトへの関心が薄れていることを示している可能性がある。

最低価格はコレクション内のNFTの価値のバーを設定するため、レアな特性を持つ多くのNFTは最低価格を超えて販売されまる。このフロア価格と個別のNFTの価格の不一致は、代替不可能なトークンに固有の何かを明らかにしている。

Collection(コレクション)

項目内容
英語Collection
英語 読み方コレクション

コレクションはNFTにおける集まりの事を言う。NFTの作品の集合体をコレクションという。

NFTコレクションは、限られた数の個々のNFTを含む、アーティストによってリリースされたデジタルアセットの組み合わせである。通常、ほとんどのNFTコレクションは多数のNFTで構成されており、それらはすべて同じ芸術的スタイルに準拠しており、個々のトークンごとにわずかな違いがある。

例として、世界で最も人気があり価値のあるNFTコレクションの1つであるBored Ape Yacht Club(BAYC)がある。この特定のコレクションは、さまざまな特徴を持つ猿のアバターを描いたEthereumブロックチェーン上の10,000体のNFTで構成されている。

ジェネレーティブNFT

項目内容
英語Generative NFT
英語 読み方ジェネレーティブ エヌエフティ

ジェネレーティブNFTは、既に作成されたデジタルアートの数学、コード、ロジック、ランダム化、およびその他のアルゴリズム要素を使用してNFTを作成する自動化されたプロセスである。

画像のレイヤーの組み合わせによって自動で生成されたNFTのことをジェネレーティブNFTと言う。例えば、口、目、まゆげ、髪型などの画像レイヤーを組み合わせることで異なる表情のNFTを制作することができる。

メタバース関連の用語

Metaverse(メタバース)

項目内容
英語Metaverse
英語 読み方メタバース
日本語仮想空間

三次元の仮想空間の中に経済圏のあるものをメタバースと言う。

技術的には、メタバースは集合的な仮想共有空間であり、仮想的に強化された物理的現実とデジタル現実の融合によって作成される。最終的に、インターネットはメタバースがどのように発展するかに似た仮想共有スペース上のサイトになると予想されている。

メタバースは、デバイスに依存せず、単一のベンダーが所有するものでもない。これはデジタル通貨と非代替トークン(NFT)によって可能になる独立した仮想経済となっている。

コンビナトリアルイノベーションとして、メタバースが機能するには複数のテクノロジとトレンドが必要である。貢献するトレンドには、バーチャルリアリティ(VR)、拡張現実(AR)、柔軟なワークスタイル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、ARクラウド、モノのインターネット(IoT)、5G、人工知能(AI)、および空間コンピューティングが含まれている。

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VR(Virtual Reality)

項目内容
英語Virtual Reality
英語(略語)VR
英語(略語)読み方ブイアール
日本語人工現実感
仮想現実

仮想現実(VR)は、ハードウェア(ヘッドセットなど)とソフトウェアを介して、ユーザーがシミュレートされた世界に没頭していると感じる体験である。

デザイナーはVR体験(バーチャルミュージアムなど)を作成し、ユーザーを3D環境に移動させて、ユーザーが自由に移動および対話して所定のタスクを実行し、目標(学習など)を達成するのに利用される。

AR(Augmented Reality)

項目内容
英語Augmented Reality
英語(略語)AR
英語(略語)読み方エーアール
日本語拡張現実

拡張現実(AR)は、デジタル視覚要素、音、またはその他の感覚刺激を使用して実現され、テクノロジによって提供される現実の物理世界の拡張版である。特にモバイルコンピューティングやビジネスアプリケーションに携わる企業では、この傾向が強まっている。

データの収集と分析が増加する中で、拡張現実の主な目標の1つは、物理世界の特定の機能を強調し、それらの機能の理解を深め、現実世界のアプリケーションに適用できるスマートでアクセスしやすい洞察を導き出すことである。このようなビッグデータは、企業の意思決定に情報を提供し、消費者の支出習慣などに関する洞察を得るのに役立つ。

Meta(メタ)

項目内容
英語Meta
英語 読み方メタ
公式サイトhttps://about.meta.com/ja/

メタは、マーク・ザッカーバーグが会社のブランド変更を発表した2021年10月にFacebookに付けられた名前である。

Snow Crash(スノウ・クラッシュ)

項目内容
英語Snow Crash
英語 読み方スノウ・クラッシュ
著者Neal Stephenson
発売日1992年

SF作家であるNeal Stephenson(ニール・スティーヴンスン)が1992年に発売した「Snow Crash(スノウ・クラッシュ)」という小説がある。本作により「メタバース」「アバター」という言葉が誕生した。

この言葉は、仮想現実ベースのインターネット代替物を表すために造られた。物語の中で、登場人物は自分自身のデジタルアバターを使用してインターネットの世界を探索し、悲惨な現実から逃れることがよくある。それは基本的に、ザッカーバーグが30年後にディストピアなしでメタで構築することを目指していると言っていることである。

Ready Player One(レディ・プレイヤー・ワン)

項目内容
英語Ready Player One
英語 読み方レディ・プレイヤー・ワン

Ready Player One(レディ・プレイヤー・ワン)は世界一有名なメタバースの映画である。

Land(ランド)

項目内容
英語Land
英語 読み方ランド
日本語メタバース上の土地

メタバースの土地をLAND(ランド)と言う。

時価総額100以内にあるアルトコインDecentraland(ディセントラランド)、The Sandbox(ザ・サンドボックス)、Apecoin(エイプコイン)が提供しているメタバースの土地をLANDと表現している。

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メタバースランドは、ブロックチェーン上のさまざまな世界で作成された土地のデジタルプロットである。それらは、世界中の人々によってオープンソースコードを使用して作成されている。

メタバースの土地はますます人気が高まり、土地の価値は私たちが住んでいる物理的な世界よりも急速に上昇している。

Massively Multiplayer Online

項目内容
英語Massively Multiplayer Online
英語(略語)MMO
英語 読み方マッシブリィ・マルチプレイヤー・オンライン
日本語大規模多人数同時参加型オンライン

大人数が同時に参加するタイプのオンラインゲームをMMOと言う。

MMORPG

項目内容
英語Massively Multiplayer Online Role-Playing Game
英語(略語)MMORPG
英語 読み方マッシブリィ・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム
日本語大規模多人数同時参加型オンラインRPG

MMORPGまたはMMOは、多人数参加型オンラインロールプレイングゲームの略である。これはオンラインの世界で何千人もの人々が一緒にプレイするビデオゲームのジャンルである。

ゲームでは、プレーヤーは低いレベルまたはランクから開始し、最大レベルまたはランクに到達するまで進行していく。プレイヤーの旅の間に、彼らは新しい能力、スキル、より良いギアを獲得し、ゲームの高度な領域にアクセスする。これらの領域を完了するには、パーティーや人の襲撃が必要になることがよくある。

P2E(Play-To-Earn)

項目内容
英語Play To Earn
英語(略語)P2E
英語 読み方プレイ・トゥ・アーン
英語(略語)読み方ピートゥーイー(ピーツーイー)
日本語プレイして稼ぐ

Play-To-Earnは「ゲームをプレイして稼ぐ」いわゆる「暗号通貨を稼ぐゲーム」である。従来のゲームユーザーは時間、お金、エネルギーをコンピューターゲームに費やし、それらを購入するためにお金を払っていたが、ブロックチェーンと暗号通貨のおかげで、ゲームをプレイして報酬としてお金(暗号通貨)を獲得できるようになった。

稼ぎ方としてはさまざまな方法があるが、主にはブロックチェーンゲームを遊ぶことにより獲得したNFTアイテムを売却するなどして、ゲームをプレイして稼ぐ事ができる。

M2E(Move-To-Ean)

項目内容
英語Move To Earn
英語(略語)M2E
英語 読み方ムーブ・トゥ・アーン
英語(略語)読み方エムトゥーイー(エムツーイー)
日本語動いて稼ぐ

上記のP2Eと同様に、「動いて稼ぐ」ことをテーマとしているジャンルである。Move-to-Earn(M2E)ゲームは、そのモバイル拡張コンセプトと従来のプレイして稼ぐモデルを組み合わせたものであり、暗号通貨とNFTという独自のレイヤーが追加されている。

有名なプロジェクトだと、STEPNがある。STEPNでは散歩して動くことによりトークンを報酬として得ることができる。

DeFi関連の用語

DeFi(Decentralized Finance)

項目内容
英語Decentralized Finance
英語(略語)DeFi
英語(略語)読み方デファイ
日本語分散型金融
非中央集権型金融

分散型金融(DeFi)は、暗号通貨で使用されるものと同様の安全な分散台帳に基づく新しい金融技術である。

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米国では、連邦準備制度と証券取引委員会(SEC)が、消費者が資本や金融サービスに直接アクセスするために依存している、銀行や証券会社などの集中型金融機関の規則を定義している。DeFiは、個人にピアツーピアのデジタル取引所を提供することで、この中央集権型の金融システムに挑戦している。

DeFiは、銀行やその他の金融会社がサービスの使用に対して請求する手数料を排除する。個人は安全なデジタルウォレットでお金を保持し、数分で資金を転送でき、インターネット接続があれば誰でもDeFiを使用できる。

ただし下記のCeFiとは異なり、流動性が低くサービスとして安定していないなどの課題も多くある。

CeFi(Centralized Finance)

項目内容
英語Centralized Finance
英語(略語)CeFi
英語(略語)読み方セファイ
日本語中央集権型金融(集中型金融)

CeFi(Centralized Finance)はセファイと言う。DeFiと異なり、特定の管理者のいる中央集権型金融の事を意味している。

CeFiの目標は、高い利回りを提供しながら、DeFiよりもセキュリティ上の懸念が少なく、使いやすい暗号金融サービスと投資機会を作成することである。

集中型金融は、CeFiを提供する暗号交換またはCeFiプラットフォームで行われる。これらのプラットフォームでは、暗号通貨を高い金利で運用することができる。また暗号通貨を担保にして、クリプトローンを利用するなどのサービスもある。

世界にある取引所がまさにこれである。例えば、Binance(バイナンス)、Coinbase(コインベース)、bitFinex(ビットフィネックス)、日本だとbitFlyer(ビットフライヤー)、Coincheck(コインチェック)である。

GameFi

項目内容
英語Game Finance
英語(略語)GameFi
英語(略語)読み方ゲーミファイ
日本語中央集権型金融

「ゲーム」と「金融」の造語であるGameFiは、プレイする人々に経済的インセンティブを提供するブロックチェーンゲームを指す。通常、プレーヤーはタスクを完了したり、他のプレーヤーと戦ったり、さまざまなゲームレベルを進めたりすることで、暗号トークン、仮想ランド、アバター、その他のNFTなどのゲーム内報酬を獲得する。

従来のビデオゲームとは異なり、GameFiでは、ゲーム内のアセットを購入して、ゲームの仮想世界の外に転送することも可能となっている。

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トレード関連の用語

Hodle(ホードル)

項目内容
英語Hodle
英語(略語)
英語 読み方ホードル
日本語ガチホ

Hodle(ホードル)はHolde(ホールド:掴む)のスラングである。日本だとガチホという言葉があるが、それと同じ意味である。

HODLは、Bitcoinやその他の暗号通貨を購入および保持するという文脈で、「hold」のスペルミスに由来する用語だそうだ。また、暗号通貨投資家の間では、「大切な命を持ち続ける」の略語として一般的に使われている。この用語は、2013年のBitcointalkフォーラムへのオンライン投稿に由来し、タイプミスが表示されたのが起源とされる。

Bull Market(ブル・マーケット)

項目内容
英語Bull Market
英語(略語)Bull
英語 読み方ブル・マーケット
日本語強気相場

強気相場、上昇トレンドのことをBull Market(ブル・マーケット)と言う。かっこよく省略するとBull(牛)とも言う。Bullは牛のことを意味しており、ツノが上向きであることが由来だそうだ。

強気相場とは、価格が上昇する期間であり、特に上昇が長期にわたって持続し、多くの場合、株式やその他の資産が新しい高値を繰り返し設定する期間である。強気相場は、単一の証券または特定の市場全体の価格行動を指す場合がある。

Bear Market(ベア・マーケット)

項目内容
英語Bear Market
英語(略語)Bear
英語 通称ベア・マーケット
日本語下降トレンド

下降トレンドのことをBear Market(ベア・マーケット)と言う。熊が立つと上から覆いかぶさる様に手を広げる事が由来のようだ。

弱気市場とは、市場で長期にわたる価格下落が発生した場合のことを言う。一般的には、悲観論が広まり、投資家心理が悪化する中で、証券価格が最近の高値から20%以上下落した状態を表している。

弱気相場は、多くの場合、S&P500のような全体的な市場または指数の下落と関連しているが、個々の証券または商品も、持続的な期間にわたって20%以上の下落が見られる場合、弱気相場にあると見なすことができる。通常は2か月以上の弱気相場は、景気後退などの一般的な景気後退を伴うこともある。

コミュニケーション

AMA

項目内容
英語Ask Me Anything
英語(略語)AMA
英語(略語)読み方エーエムエー
日本語訳私に何でも聞いてね

ブロックチェーンのプロジェクトが、ライブでAMAを行ったりする。これは「私に何でも聞いてね」というように質疑応答を行うことでコミュニティと絆を深めるために、ソーシャルメディアサイトでよく使われる。

AMAは非公式のインタビューの一種であり、インタビュー対象者は一般からの質問を受け付けることができる。

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この記事を書いた人

CryptoCurrency.newsの管理人。投資で毎日遊んで損しまくってます。

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