USDPは、Paxosが発行する米ドルペッグのステーブルコインである。USDPはERC-20トークンであり、イーサリアムネットワーク上で発行される。
USDPは、Paxosが保有するドルを1:1でバックアップしている。つまり、USDPの発行量は、Paxosが保有するドルの量によって制限される。
USDPは、取引所やDeFiプラットフォームで利用されることが多く、高い流動性と安定性を持っていたり、USDPのトランスペアレンシーにも力を入れており、毎日のアップデートを提供している。
Paxosは、NYSDFSによって規制されたトラスト企業であり、アプローチ可能なカスタマーサポート、強力なセキュリティ機能、大量の資産のバックアップ、そして他の法定通貨ペッグのステーブルコイン(BUSD、PAXG)を含む安定したコインのトークン化などの特徴で知られている。
あわせて読みたい


パクソスゴールド(PAX Gold/$PAXG)とは?6つの特徴と今後の将来性
PAX Goldは、1トークンあたり1オンスの実物の金に対応するERC-20トークンで、ブロックチェーン技術を使用して安全かつ透明な方法で保管される。所有者は、いつでもPAX G...
目次
パクソスドルとは?

パクソスドルの基本情報としては下記のようになっている。
項目 | 内容 |
---|---|
コイン名称 | Pax Dollar (パクソスドル) |
シンボル | USDP |
サイトURL | paxos.com/usdp |
時価総額ランク* | 57 |
価格* | $0.9996 |
ブロックチェーン | イーサリアム |
取り扱い国内取引所 | – |
取り扱い海外取引所 | Binance(バイナンス) Kucoin(クコイン) Coinbase(コインベース) |
最大供給量 * | 878,084,065 USDP |
総合供給量 * | – |
循環供給量 * | 878,084,065 USDP |
*2023年3月現在時点
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)によると、パクソスドルの2023年3月現在の時価総額は57位となっている。
TradingViewのリアルタイムに更新されるチャートより、パクソスドルの価格は下記の通りである。
パクソスドルの開発について
- USDPはPaxos Trust Companyによって開発・発行されている。
- Paxos Trust Companyは、ニューヨーク州金融サービス局によって認可され、規制された信託会社である。
- Paxos Trust CompanyのCEOであるCharles Cascarillaは、金融業界で20年以上の経験を持ち、Goldman Sachsで取引を担当した経験を持っている。
- Paxosのエンジニアリングチームには、Google、Facebook、Twitterなどのテクノロジー企業での経験を持つエンジニアが在籍している。
- Paxosの法務チームは、国際的な法務事務所からの出身者で構成されている。
- Paxosの監査チームは、PwCなどの大手監査会社からの出身者で構成されている。
- Paxosは、世界中の金融機関や取引所との協業を模索しており、その結果として、USDPはより広い範囲で利用できるようになる可能性がある。
パクソスドルのストーリー
USDPは、Paxosが発行する米ドルにペッグされたステーブルコインであり、以下のような歴史がある。
- 2021年6月、PaxosがUSDPを発行することを発表した。
- USDPは、2021年7月に公式に発売された。
- 2021年9月、PaxosはUSDPのトランスペアレンシーを強化するため、Chainlinkと提携し、Chainlink Price Feedsを使用してUSDPのオンチェーン価格フィードを提供することを発表した。
- 2022年7月、PaxosはUSDPと他のステーブルコインに対する透明性についての詳細を公開し、レポートや監査について詳細を共有することを明らかにした。
- 同年9月、PaxosはUSDPの普及により、金融のつながりがより強くなることを発表した。また、PaxosはUSDPを含むステーブルコインの取引量が増加していることを報告した。
パクソスドルの10の特徴
USDPは、Paxosが発行するステーブルコインの1つであり、1USDPは1米ドルにペッグされている。
以下は、USDPの特徴について解説する。
- USDPは、Paxosが米国ニューヨーク州金融サービス局から認可されたトラスト企業として発行している。
- USDPは、ビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨と交換することができる。
- USDPは、ステーブル価格の維持に重点を置いており、そのためPaxosは米国銀行の預金にUSDPの発行に必要な資金を保管している。
- USDPは、Paxosが提供する機能の一部であるPaxos StandardやPax Goldなどの他のステーブルコインと同様、透明性に重点を置いている。
- USDPは、Paxosが開発したPaxos Settlement Serviceを介して、ビットコインやイーサリアムを使用して世界中の支払いを行うことができる。
- USDPの透明性は、公開されたアカウントであるUSDP Transparencyを介して監視することができる。
- USDPは、Paxosが機関投資家や個人投資家に向けて発行しており、法定通貨と暗号通貨の間の取引を行う際に使用される。
- USDPは、税務当局との規制遵守のために、報告書などの関連書類を提供している。
- USDPは、Paxosが提供するサービスであるPaxos Crypto Brokerageを介して購入することができる。
- USDPは、Paxosが提供するさまざまなサービスにより、ステーブル価格の維持や透明性、安全性、法的遵守などに重点を置いたステーブルコインである。
パクソスドルの今後の将来性
USDPは将来的に以下のような可能性があると考えられている。
- USDPは、法定通貨である米ドルと1対1の価値を持つステーブルコインであるため、暴落や急激な価格変動のリスクが少なく、安定的な価値を維持することができる。
- USDPは、Paxosが開発・発行しているステーブルコインの一つであり、Paxosはニューヨーク州金融サービス部門(NYDFS)から認可を受けたトラスト企業である。このため、USDPには高い信頼性と透明性がある。
- Paxosは、そのステーブルコインに対して積極的に監視・評価を行い、市場のニーズに応じて常に改善している。これにより、USDPはより安定的で信頼性の高いステーブルコインとして、将来的にも需要が高まることが期待される。
- USDPは、DeFi(分散型金融)における資産の保管や移動において、BTCやETHなどの暴落や大幅な価格変動によるリスクを回避するために用いられることがある。このような用途の拡大により、USDPの需要は今後も増加することが予想される。また、USDPの採用拡大には、Paxosが積極的に取り組んでいる決済システムやブロックチェーン技術の発展も貢献している。
- Paxosは、DeFiやブロックチェーン技術を活用した新しい決済システムの構築にも力を注いでおり、これによってUSDPの普及や需要の拡大が促進されることが期待される。
- 今後、規制当局からの監督がより厳格になることが予想されるが、PaxosはNYDFSからの認可を受けたトラスト企業であり、法的規制に適合しているため、USDPは安心して利用できるステーブルコインとして将来的にも需要が高まることが期待される。