Metamask(メタマスク)はEthereumウォレットとして機能するブラウザープラグインであり、OpenseaなどでNFTの売却をする際に最も使われるウォレットの一つであり、暗号資産やNFTを利用して利益を出したいと考えている人は必ず理解しておくべきウォレットである。
ブロックチェーンが初めて一般に知られるようになって以降に、ビットコイン以外にも、イーサリアムなどの他の多くのブロックチェーンネットワークが、より広い視野で進化してきた。
イーサリアムは、単純な支払いシステム以上に、スマートコントラクトと呼ばれる機能を提供している。Metamaskはイーサリアムのようなブロックチェーンネットワーク上のアプリケーションにアクセスするのに利用する事ができるウォレットとなっている。
MetaMaskウォレットはEthereumにネイティブであり、ETHとそのトークンのストレージをサポートしている。これは橋のようなもので、ブラウザーを通じてイーサリアムブロックチェーンをユーザーに近づける役目となっている。
今回の記事ではMetamask(メタマスク)に関して解説する。
- MetaMask(メタマスク)は、ユーザーをEthereumブロックチェーンに接続するウォレットである。
- イーサリアム以外のネットワークも利用する事が可能となっている。
- ウェブブラウザに拡張機能を追加するだけで簡単に利用できる。
- 対応OS:Windows、Mac、iOS、アンドロイド
- 対応ウェブブラウザー:Chrome、Firefox、Brave、Edge、Opera
- NFTやメタバースを利用するには必須のウォレットとなっている
- ダウンロードとインストールは簡単にできる。(方法は下記を参照)
- シークレットリカバリーフレーズは大切に保管しないければいけない。
- Metamaskは簡単で便利がゆえに、資産を抜き取られるリスクがあり注意が必要。
メタマスクとは?

MetaMask(メタマスク)は、ユーザーをEthereumブロックチェーンに接続するウォレットである。2016年当初の開発者の目的は、ETHトランザクションをできるだけシンプルかつ直感的にすることであったが、プロジェクトはそれ以上に成長し、今日では最大のweb3企業の1つとなっている。
MetaMaskを介して、さまざまなEthereum dAppsと簡単にやり取りして使用することもできまる。Metamaskウォレットは、デスクトップまたはモバイルアプリがあり、どちらからでも実行できる。
デジタルウォレットとは?
ウォレットは、従来のレザーウォレットと同様に、ブロックチェーンの用語では、秘密鍵を保存し、ウォレットの種類に応じて複数のデジタル台帳とやり取りできるようにするインターフェイスである。
各パブリックブロックチェーンにはウォレットがある。MetaMaskウォレットはEthereumにネイティブであり、ETHとそのトークンのストレージをサポートしている。これは橋のようなもので、ブラウザーを通じてイーサリアムブロックチェーンをユーザーに近づける。
メタマスクはどのように機能するか?
全体的な目標は採用を促進することであるため、MetaMaskは自己ホスト型であり、そのプラグインはさまざまなブラウザーで利用することができる。
ウェブブラウザーでは、Chrome、Firefox、Brave、Edge、Operaなど、ブラウザに拡張機能を追加するだけで利用できる。
- Google Chrome(クローム)
- Firefox(ファイアーフォックス)
- Brave(ブレイブ)
- Edge(エッジ)
- Opera(オペラ)
また、非保管であるため、資金を完全に管理できる。さらに、MetaMaskには、IDを安全に保つセキュリティボールトがあり、エンドユーザーがさまざまなブラウザーからEthereumと対話し、トランザクションをサインオフできるようになっている。
メタマスクが必要な理由
MetaMaskは、Ethereumウォレットとして機能するブラウザープラグインであり、他のブラウザープラグインと同様にインストールすることができる。インストールが完了すると、ユーザーはEtherやその他のERC-20トークンを保存できるようになり、任意のEthereumアドレスと取引できるようになる。
MetaMaskをEthereumベースのdappsに接続することで、ユーザーはコインをゲームで使用したり、ギャンブルアプリケーションでトークンを賭けたり、分散型取引所(DEX)で取引したりできる。また、分散型金融(DeFi)の新たな世界への入り口をユーザーに提供し、CompoundやPoolTogetherなどのDeFiアプリにアクセスする方法を提供する。
Ethereumは、分散型金融またはDeFiアプリケーションの開発のための信頼できるブロックチェーンプラットフォームとして、大きな成長を遂げている。同時に、イーサリアムは、最近人気を得ているNFT開発の頼りになるスペースでもある。
多くのユーザーがブロックチェーン上のdAppsやトークンとやり取りする際に困難と感じている中、MetaMaskは有望なソリューションとして浮上している。MetamaskとしてはdApps市場への参入障壁を減らし、大衆市場を分散型Webに導入することに焦点を当てている。
メタマスクの使用用途
Metamaskウォレットは基本的に、ERC-721やERC-20トークンなどのETHベースのトークンをサポートする暗号ウォレットである。他のブラウザ拡張機能と同様に、簡単にインストールできるブラウザプラグインとして利用できる。
ERC-20トークンには人気のUSDTやUSDCなどのステーブルコインなど様々な暗号資産が含まれており、資産管理するのに最適なウォレットとなっている。
またネットワークの追加をすることも可能であり、バイナンススマートチェーンやSolana(ソラナ)などイーサリアム以外のネットワークへも対応することもできている。
興味深いことに、Metamaskのウェブブラウザーの拡張機能インストールすると、任意のEthereumベースの分散型アプリ(DApps)にシームレスに接続できる。ウォレットを使用して、イールドファーミングプロトコルやNFTマーケットプレイスやメタバースなどの分散型アプリケーションに簡単にアクセスできるようになる。
プラグインの形でのWebブラウザー統合の機能により、MetaMaskを使用するにあたり大変便利になっており、これがメタマスクを使用するユーザーが急速に高まっている最大の理由の1つである。分散型Webの需要が勢いを増し始めているため、MetaMaskは、dApps、Webブラウジング、DeFi、およびブロックチェーンテクノロジを使用したエキサイティングな機会の新しい世界へのゲートウェイとして機能する。
メタマスクの設定手順
Metamaskの使用法を理解することで、そのツールがいかに使いやすいかについて詳細な印象を与えることができる。MetaMaskは分散型アプリブラウザーとEthereumウォレットの中で比較的シンプルな代替手段となっている。
数分以内にMetamaskをセットアップする簡単な方法であり、クリプトウォレットを使用するために必要ものはGoogle Chrome、またはFirefoxやBraveなどのChromiumベースのウェブブラウザだけである。
メタマスクのダウンロード
最初のステップはMetamaskのダウンロードから始まる。公式Webサイトでは、Windows、Mac、Android、iOSなどの4つの主要なオペレーティングシステムのサポートし、拡張機能をウェブブラウザに応じて、Chrome、Firefox、Brave、Edge、Opera提供しており、ダウンロードすることができる。
これらのリンクをクリックすると、それぞれのウェブブラウザーの拡張機能のページに移動する事ができ、そちらからMetamaskの拡張機能をダウンロードできる。

利便性に応じて、デスクトップまたはモバイルプラットフォームで暗号ウォレットを利用することもできる。Metamaskのダウンロード手順は、サポートされているすべての種類のブラウザーでほぼ同じであるため、セットアップがより簡単になっている。
Firefoxの場合には、「Add to Firefox」をクリックするとFirefoxにダウンロードとインストールする事ができる。

「Metamaskを追加しますか?この拡張機能は以下の権限が必要です」と表示されるが、「追加」をクリックする。

これでダウンロードとインストールは完了した。
ウォレットの作成
Metamaskの拡張機能のインストールが完了したら、ウォレットを作成する手順を特定する必要がある。MetaMaskをインストールした後に自動で「Welcome to Meamask(メタマスクへようこそ)」と表示される。「Get Started(始める)」ボタンをクリックし、Metamaskウォレットの作成プロセスを開始する。

「New to Metamask(メタマスクは初めて?)」という画面になる。すでにメタマスクのウォレットを作成し、シークレットキーを使ってインポートする場合には左側の「Import wallet(インポートウォレット)」を選択する。またはトラストウォレットなど他のウォレットをインポートしたい場合にもこちらでインポートすることができる
初めてウォレットを作成する場合には、「Create a wallet(ウォレットを作成する)」を選択する。

パスワードの作成
次のステップでは、パスワードを作成する。8文字以上の強力なパスワードを設定する必要がある。推測しにくい固有のパスワードを使用していることが重要である。

MetaMaskのパスワードを作成するためのベストプラクティスは、記号、大文字と小文字、および記号を使用することである。指定されたフィールドでもう一度パスワードを確認し、リンクをクリックして「Terms of use(利用規約)」を読む。「利用規約」に同意したら、「Create(作成)」をクリックしてパスワードを設定する。
ウォレットのセキュリティの説明
次にウォレットのセキュリティに関する説明の動画が表示される。内容を理解してから「Next」をクリックする。

バックアップフレーズの確認
Metamaskウォレットのパスワードを作成すると、12語のバックアップフレーズを受け取る。

このバックアップフレーズは、ウォレット内の資金にアクセスするために非常に重要であり、画面に表示されるとおりに正確に書き留めておく必要がある。バックアップフレーズは、コンピューターにアクセスできない場合に暗号ウォレットを復元するのにも使用することができる。
したがって、バックアップフレーズを安全な場所に保存する必要がある。バックアップフレーズの助けを借りて、「メタマスクは安全であるか」の答えを見つけることができる。バックアップフレーズは誰にも公開せず、資産を保護するために12語のフレーズを秘密にしておかなければいけない。
秘密のバックアップフレーズを書き留めたら、「Next(次へ)」ボタンをクリックする。次の画面でバックアップフレーズを確認する必要がある。前の画面とまったく同じ順序でバックアップフレーズを入力するだけである。フレーズを入力したら、「Confirm(確認)」をクリックしてプロセスを完了する。

最終ステップ
「Help us improve Metamask(メタマスクの改善の手伝い)」の表示がされる、「I agree(同意)」をクリックして次へと進む。

次に、「All done(すべて完了)」をクリックすると完了することができる。

その後、ユーザーはMetamaskに自動的にログインする。通常、URLバーの近くにある、ブラウザ拡張機能用に追加されたアイコンをクリックすると、再度ログインすることができる。

メタマスクの復元
メタマスクでウォレットを新規で作成する方法については上記の方法で作成する事ができる。もしすでに持っているメタマスクのウォレットをインポートする、または他のウォレットをメタマスクにインポートして作成する方法を説明する。
- 別のウェブブラウザーを使用したい
- パソコンを変えて、メタマスクを移動したい人
- スマホのメタマスクからインポートしたい人
インポートウォレットを選択
Metamaskをインストールした途中段階でこちらの画面になる。(それまでの過程は上記説明参照)左側の「Import wallet(インポートウォレット)」をクリックすると、ウォレットをインポートする事ができる。

シークレットリカバリーフレーズを入力
メタマスクを作成した際に、保管したはずである「Secret Recovery Phrase(シークレット・リカバリー・フレーズ)」を入力する。
メタマスクの場合には12個の英単語となっており、数を変更することも可能となっている。またNew password(新しいパスワード)には設定したい新しいパスワードを設定する。

以上でウォレットのインポートは完了する。

メタマスクを使用する
メタマスクの使用
MetaMaskのセットアップが完了したので、次はその使用方法を確認する必要がある。ウォレットは、資産のリストを見つけるのに役立つ「資産」タブなどの基本的な機能で使用できる。さらに、「アクティビティ」タブは、取引履歴を確認するのに役立つ。
トランザクションの送信
Metamaskウォレットのもう1つの興味深い点は、トランザクションが簡素化されることである。受取人のアドレスと送金する金額、および取引手数料を入力し、[送信]をクリックして取引を送信できる。ユーザーは、取引手数料を手動で調整するために、ETH Gas Stationまたは関連するプラットフォームからの情報を活用することもできる。「次へ」をクリックすると、次のページで取引を承認または拒否を選ぶ事ができる。
dAppsとの接続
MetaMaskの次の重要かつ最も注目すべきアプリケーションは、dAppsまたはスマートコントラクトとの接続に焦点を当てている点である。使用したい分散型アプリプラットフォームの「ウォレットに接続」ボタンまたは同様のオプションをクリックできる。ボタンをクリックすると、dAppをウォレットに接続する許可を求めるプロンプトが表示される。
分散型アプリケーションに接続すると、パブリックアドレスを表示できる。dAppsはMetamaskウォレットに自動的に接続するため、接続プロセスが簡素化されている。
使用する際の注意点
Metamaskを使用するにあたり、注意点は下記の3つある。
シークレットリカバリーフレーズを無くさない
パソコンを壊れたりすると、メタマスクにアクセスできなくなる可能性がある。その際に、シークレットリカバリーフレーズさえわかれば簡単に復元する事ができる。
必ず紙にメモをしたり、USBに保管するなどして無くさない様にしないといけない。逆にシークレットリカバリーフレーズさえ無くさなければウォレットを復元することが可能である。
シークレットリカバリーフレーズを第三者に教えない
稀にSNSにてシークレットリカバリーフレーズを訪ねてくる悪意のあるユーザーがいる。シークレットリカバリーフレーズを教えると資産を抜かれることになる為、絶対に教えてはいけない。
例えば、「●●に当選しました。1ETHをお送りするのに、シークレットリカバリーフレーズを教えてください」のように、こちらにメリットのある話を持ち込み、資産を抜き取るケースがあるため注意が必要である。
資産を盗まれるリスクがある
メタマスクはワンタッチで資産を送金する事が可能となっており、よくわからずに「許可」を押して、資産を送付する場合などがある為注意が必要である。
例えば、NFTにおけるFree Mint(フリーミント)では資産を抜き取られるケースが多発している。フリーミントというのはイーサリアムのガス代はユーザーが負担する形でNFTを貰えるという企画のものである。
本来であれば、ガス代だけを支払えばNFTをもらう事ができるところを狙う悪意のあるユーザーがいる。手口としてはフリーミントを装い、資産の送金を許可するプログラムを仕込んでおき送金させる手口である。
その為、メタマスクの仕組みに詳しく無いユーザーはわからずに何でも承諾する事で資産を送金してしまい資産を盗まれるリスクがあり注意が必要である。