CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)とは?特徴とデータの説明

コインマーケットキャップ

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は、暗号通貨を研究するための最も広く使用されている最大のリソースWebサイトの1つである。このWebサイトでは、暗号通貨市場に関する最新情報を提供している。使い方は簡単で、このウェブサイトは、初心者からエキスパートのトレーダーまで幅広いツール、データ、グラフを提供している。

コインマーケットキャップは無料サイトであり、暗号通貨への投資をする際に必ず知っておくべきサイトであり、今回の記事では詳細について解説する。

コインマーケットキャップの要点
  • CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は2013年に設立
  • 暗号通貨の時価総額を含むあらゆる情報を提供しているサイト
  • デラウェア州ドーバーに本社がある。
  • ソフトウェア開発者のBrandon Chezによって設立された。
  • 世界で最も人気のある暗号通貨Webサイトの1つ
  • ハッシュタグ・キャピタルを2019年6月に買収
  • 2020年4月に、バイナンスがCoinMarketCapを買収、バイナンスが管理している。
  • 価格、価格変動、24時間の高値と安値、取引量、時価総額などの情報を見る事ができる
目次

CoinMarketCapとは?

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は2013年に設立した暗号通貨の時価総額を含むあらゆる情報を提供しているサイトであり、この業界のサイトの中で最も参照されるサイトの一つである。2019年にハッシュタグキャピタルを買収した後の2020年には世界一の取引量を誇る取引所であるBinance(バイナンス)により買収された。買収後、管理はBinance(バイナンス)が行なっているものの、独立した事業であり、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は方針が変わる事無くユーザーに真の情報を提供している。

CoinMarketCapは2013年に設立

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)はデラウェア州ドーバーに本社を置き、ソフトウェア開発者のBrandon Chezによって2013年に設立された。その当初はCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)はCoin(コイン)のMarketcap(時価総額)を含む基本的な情報をユーザーに提供していた。

2013年の設立当時には、アルトコインはほとんど普及しておらず、ビットコインライトコイン、ネームコイン、ピアコインなど10種類しか無い状況下でコインマーケットキャップは設立された。

2013年の仮想通貨の時価総額
2013年のCoinMarketCap

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)はさまざまな暗号通貨をカバーする価格分析Webサイトであり、世界で最も人気のある暗号通貨Webサイトの1つであり、多くの場合、複数のソーシャルメディアプラットフォームで話題になっている。

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は暗号通貨を購入するためのある種の取引所としての機能は無く、ウェブサイトではさまざまな通貨の価値を分析して公開し、トークンを売買できるいくつかの取引所へのリンクを提供している。ユーザーは、スポット取引所、デリバティブ取引所、分散型金融取引所(DeFi)など、さまざまな取引所の情報を得る事ができる。

2019年6月 ハッシュタグ・キャピタルを買収

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は資産の価格をより正確に示すために、「利用可能な流動性のすべてのポイント」を分析できるアルゴリズムを通じてデジタル通貨の価格を提供するとされるテクノロジー開発企業であるハッシュタグ・キャピタルを2019年6月26に買収した。

ハッシュタグ・キャピタルは絶対的なリターンを提供する暗号通貨取引ファンドであり、。そこからより信頼性の高いデータにアクセスできるようにするために、ファンド管理をサポートする市場データの作成に手を広げていた。これらの技術により、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)がHashtag Capital(ハッシュタグ・キャピタル)の買収の可能性を検討するきっかけとなった。

買収が完了して、ハッシュタグ・キャピタルのチームはCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)のグループに完全に統合された。

さらにCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)によると、価格設定アルゴリズムをさらに開発し、データ提供を継続的に改善する事ができ、6周年記念発表の一環として、Data Accountability&Transparency Alliance(DATA)を発表した。

ユーザーにとって意味のある分析のためにデータの可用性を高めることに重点を置いており、ハッシュタグキャピタルが開発した流動性重視の技術により、DATAへの取り組みの一部を推進する事に成功した。

2020年4月バイナンスにより買収

2020年4月に、バイナンスはCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の買収を正式に発表した。噂によると、この買収は約4億ドルで行われており、これまでの暗号通貨業界の最大の買収の1つとなっているが、バイナンスは取引条件を明らかにはしていない。

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の創設者であるBrandon ChezはCEOを辞任し、現最高戦略責任者であるCarylyne Chanが暫定CEOとして就任した。

バイナンスによると、Brandon Chezは家族優先の生活をすることを計画しており、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)の顧問として留まる予定となっていた。

バイナンスは取引量とユーザー数で世界最大のデジタル資産取引所であり、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は、最も参照されている暗号資産データのサイトである。バイナンスはこの合併により、暗号資産をより広くアクセス可能にし、世界中のユーザーにとって有用なものにするという共通の目標を達成した。

現在では、バイナンス(Binance Holdings Limited)が会社を管理している。

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CoinMarketCapの特徴

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は以前はコインの時価総額や価格などの基本的な情報だけであったが、今ではコインごとに取引所での取引量がわかるなどあらゆる情報を提供している。さらに取引所の取引高などの情報も提供している。

コインのあらゆる情報を提供

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)が設立した2013年当初はビットコインと複数のアルトコイン時価総額(マーケットキャップ)を知る事ができるサイトであったが、開発が進み今ではコインに関するあらゆる情報を提示されている。

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暗号通貨に興味がある場合は、コインの価格をチェックし、時価総額とその取引量を分析することがよくある。それがどんなコインやトークンであっても。検索結果で最初に出てくるのはCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)である。つまりほとんどのユーザーが最終的に暗号通貨の評価を比較するWebサイトである。

複数のソースから収集されたデータは、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)によって収集および編集されまとめられている。このデータは、認定されたデジタル通貨の現在の価格を正確に追跡するために利用される。各資産に関する情報は、CoinMarketCapで見つけることができ、価格、価格変動、24時間の高値と安値、取引量、時価総額などの情報を見る事ができる

他にもCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)が提供するものとして、DeFi、便利なツール、エアドロップに加えて、モバイルデバイスのアプリも利用できる幅広い暗号通貨プラットフォームとなっている。10,000以上を超えるコインのほか、ウォッチリスト、ポートフォリオなどを利用する事ができる。

取引所の情報を提供

CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)では取引所の取引高と流動性によるランキングも提供している。

多くの価格追跡プラットフォームがさまざまな資産の実際の取引量を提示しようとしてたが、プラットフォームで表示されるデータの不一致により、問題は完全には解決されていない。ただし、CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)独自の評価により信頼性をスコアで示している。

コインマーケットキャップの仮想通貨取引所ランキング

取引所から報告された取引量とCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)のアルゴリズムにより算出されている取引高と大きくギャップのある取引所では虚偽の申告をされている可能性もあり、トラストスコアは低くなる。

取引所の流動性は、投資家やトレーダーにとって最も重要な指標の一つである。中間価格からの距離、オーダーブックの深さの変化、成行注文サイズなど、流動性の計算に使用される多くのパラメーターがある。

CoinMarketCapは、24時間ごとに市場ペアを自動的かつランダムにポーリングし、その結果を計算を行なっている。

流動性のある取引所ほど、資産の売買が容易になる。また多くの取引所では出来高が変動するため、出来高は市場の流動性を判断する際にあまり効果的では無いとされている。

CoinMarketCapのデータ

CoinMarketCapにて表示される時価総額、価格、取引高などの基本的な情報の解説をする。

時価総額

時価総額は株式市場などの投資商品で以前から使われている用語である。株式市場と同様に時価総額は企業の規模を示す指標の一つとなっており、暗号通貨でも同様に時価総額はそのコインの規模を示している。時価総額はコインの価格とコインの枚数により算出される。

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コインマーケットキャップのリストにある最初の列は時価総額である。ランク、時価総額、価格、出来高、変化などのさまざまな基準に基づいてテーブルを一覧表示できる。

仮想通貨の時価総額ランキング
CoinMarketCap 時価総額ランキング

Webサイトはデフォルトで、時価総額に基づいてアルトコインとトークンをランク付けしている。ご覧のとおり、時価総額ではビットコインが1位で、次にEthereum(イーサリアム)Tether(テザー)バイナンスコイン(BNB)USDcoin(USDC)が続く。時価総額は暗号の総価値であり、これは暗号通貨を評価する際に考慮すべき最も重要な単位の1つである。

コイン名称とトークン

表の次の列は、暗号通貨の名前を示している。このリストには、デフォルトでコインとトークンの両方が含まれている。コインとトークンの違いは次のとおりである。コインは暗号通貨であり、独自のブロックチェーンを持ち、独立して実行される。一方、トークンは完全に構築されているか、最初は別のプラットフォームまたはブロックチェーンに依存している。

CoinMarketCapでは、コイン/トークンをリストから選択するオプションがある。採掘可能なコインのみを表示することを選択したり、NFTメタバースに関連する銘柄などをデータベースにある暗号通貨全体をリストすることもできる。暗号通貨タブをクリックするだけで、暗号通貨をフィルタリングするためのさまざまなオプションが表示される。

仮想通貨とトークン名称

例えば、NFTのカテゴリーを示している場合には、このようにNFTに関連する銘柄のみをリストする事ができる。今現在ではApeccoin(エイプコイン)がNFTの中では最も時価総額が多いアルトコインとなっている。

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価格、24時間の出来高、流通量

次に、価格、24時間の出来高、流通量があり、価格はコインまたはトークンの現在の価値である。これらは価値を示しているであり、ボリュームは、過去24時間に取引された金額の合計である。

コインの名前をクリックするだけで、その特定のコインが主に取引されているすべての取引所が一覧表示する事ができる。これらの取引所で取引された合計が取引高として表示されている。

価格グラフは、過去7日間のコイン/トークン価格の動きを示している。グラフをクリックすると、その特定のコインまたはトークンの価格チャートが表示される。

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この記事を書いた人

CryptoCurrency.newsの管理人。投資で毎日遊んで損しまくってます。

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